「体重はそれほど増えていないのに、太ももやお尻ばかり太りやすい」「ダイエットをすると顔や胸から痩せるのに、下半身はなかなか変わらない」。このように、脂肪が主にお尻や太ももにつきやすい体型は、一般に“洋ナシ型肥満”と呼ばれます。お腹まわりに脂肪がつきやすい“りんご型肥満”に対して、下半身に偏りやすいのが特徴です。
女性の下半身太りは、単に食べすぎや運動不足だけではなく、むくみ、冷え、筋肉量の低下、ホルモンバランス、自律神経の乱れなどが関係していることも少なくありません。
最近はGLP-1などの治療で全体の脂肪を減らす方法もありますが、体型の偏りそのものは十分に変わらないことがあります。上半身や顔はすっきりしても、下半身だけ残りやすいと感じる方もおられます。
漢方では、同じ下半身太りでも一律には考えません。むくみが強い方、冷えが目立つ方、甘いものがやめられない方、月経や更年期をきっかけに太りやすくなった方では、背景が異なるからです。体質や不調の出方をみながら、脂肪だけでなく、水分代謝や循環、自律神経のバランスを整えることを目指します。
下半身太りは、見た目の問題だけでなく、体のバランスの乱れのサインであることもあります。気になる方は、むくみ、冷え、便通、睡眠、月経の変化なども含めて一度ご相談ください。
