春は、入学・進学・就職・異動など、生活が大きく変わる季節です。この時期は気づかないうちに無理を重ねてしまいやすく、眠れない・食欲がない・胃が痛い・動悸がする・朝起きられない・なんとなく気分まで落ち込んでくる……といった不調が出やすくなります。ただ、こうした無理は春に限らず、一年を通じてじわじわ積み重なることも少なくありません。
特に、もともとまじめで責任感が強く、周囲に気をつかいすぎる方は要注意です。学校や職場でつらいことがあっても、「自分が我慢すればいい」「ちゃんとやらないといけない」と頑張り続け、心も体も張りつめたままになってしまうことがあります。
また、中間管理職の方のように、上からも下からも求められて板挟みになり、休み方がわからなくなる方も少なくありません。本当は少し肩の力を抜けるとよいのですが、まじめな方ほどそれが難しく、頭痛・肩こり・不眠・胃腸の不調・めまいなど、さまざまな形で体に出てきます。
漢方では、このような状態を単なる「気のせい」ではなく、自律神経の緊張、気の巡りの悪さ、疲労の蓄積として考えます。そのため、不眠なら睡眠だけ、胃痛なら胃だけを見るのではなく、その方がどのように無理を重ねてきたか、どんな場面でしんどくなるかも含めて見立てていきます。
こうした心身の不調は、漢方で体質や背景からアプローチできることがあります。当院では、頑張りすぎてしまう方、周囲に合わせすぎてしまう方、ストレスをため込みやすい方に対して、一人ひとりの状態をみながら漢方治療を行っています。不眠、胃腸の不調、めまい、動悸、気分の落ち込みなどが続く方も、どうぞお気軽にご相談ください。
