コロナウイルス対策のためマスクを着用してご来院ください。

低気圧の頭痛に五苓散? 合う人・合わない人があります

「低気圧の頭痛には五苓散がよい」と聞いたことがある方も多いかもしれません。たしかに、雨の前や台風の時期に頭痛が悪化する方の中には、五苓散が合う場合があります。ただし、低気圧頭痛なら全員に五苓散、というほど単純ではありません。

五苓散が合いやすいのは、体の中の水分バランスが乱れているタイプです。漢方では、水分の巡りや処理のことを「水のさばき」と表現することがあります。頭が重い、めまいがする、吐き気がある、むくみやすい、胃がちゃぽちゃぽする、尿の出が悪い、天気が悪いと体全体が重い。こうした症状を伴う場合は、水のさばきが悪くなっている可能性があります。

一方で、ズキズキする強い片頭痛、首肩こりが強い頭痛、冷えで悪化する頭痛、ストレスや睡眠不足が主なきっかけになっている頭痛では、別の考え方が必要です。五苓散を飲んでも改善しない場合、量だけの問題ではなく、そもそも病態に合っていないこともあります。

大切なのは、「天気で悪くなる」という入口だけで薬を決めないことです。頭痛の性質、めまい・吐き気の有無、冷え、むくみ、胃腸の状態、睡眠、ストレスなどを合わせて見ることで、その方に合った治療を考えることができます。

頭痛薬や漢方薬を変える前に、まず「なぜ天気で悪くなるのか」を整理することが、根本的な改善への近道になることがあります。毎年この時期に頭痛やめまいでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

最新情報

PAGE TOP