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梅雨から夏にかけての脱水に注意

― 点滴より「こまめに飲むこと」が大切な場合があります ―

6月になると、まだ真夏ではないものの、湿度が高くなり、体調を崩す方が増えてきます。特に高齢の方では、のどの渇きを感じにくく、気づかないうちに脱水気味になっていることがあります。

「脱水なら点滴をすればよい」と思われがちですが、軽い脱水や慢性的な水分不足では、点滴だけで解決しないこともあります。短時間で点滴をしても、その水分がすぐに全身の組織にしみ込むわけではなく、余分な分は尿として出ていくことがあります。体に無理なく水分を入れるには、少量をこまめに飲み、胃腸から少しずつ吸収させることが大切です。

ただし、「水分をとりましょう」と言っても、水を飲むとお腹がちゃぽちゃぽする、胃が重い、気持ち悪い、食欲が落ちる、という方もいます。せっかく水を飲んでも、体がうまく受け取れず、お腹だけが重くなることがあるのです。このような方は、冷たい水を一気に飲むより、常温の水や温かいお茶を、少量ずつ何回にも分けて飲む方が合うことがあります。

汗を多くかいた時、発熱や下痢がある時、食事が十分にとれない時には、経口補水液が役立つ場合もあります。ただし、高血圧、腎臓病、心不全のある方は、塩分や水分のとり方に注意が必要です。

尿が少ない、立ちくらみがする、ぐったりしている、食事や水分がとれない、意識がぼんやりする。

このような時は早めにご相談ください。

水分補給は「量」だけでなく、「体に入る飲み方」が大切です。

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